兵庫県西宮市甲子園口 耳鼻咽喉科 レーザー手術 甲状腺腫瘍 花粉症 アレルギー

院長通信

2025年4月

来年に向けての花粉症対策

 今年は数年ぶりに大量の花粉が飛散しているようで、昨年は症状が出現せず花粉症を意識されなかった方も今年は水洟やくしゃみに悩まされ病院を受診されている状態です。 今年初めて鼻炎の症状が出たと受診される方も少なくありませんでした。 当院では2年前より血液一滴で41項目のアレルゲンが検査できる機器を導入し花粉症が疑われる患者様に対して検査を施行しております。 約30分で検査結果が得られますので、お待ちいただける方には当日に検査結果に準じた治療薬をお渡しすることが可能です。 この機器では現在当院で幼小児に対して行っております末梢血検査と同様に指先を小さな針で突き、マッチの頭ほどの血液を採取することで検査が可能で、幼少児でも検査が可能です。 この検査で判定可能な項目は、吸入系抗原としてはダニ、ハウスダスト、犬、猫、ゴキブリ、蛾、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、ヨモギ、アルテルナリア、アスペルギルス、カンジダ、ラテックス。 食物系抗原としてはランパク、オボムコイド、ミルク、小麦、ゴマ、蕎麦、ピーナッツ、米、大豆、トマト、キウイ、桃、リンゴ、バナナ、鶏肉、牛肉、豚肉、マグロ、サケ、サバ、カニ、エビがあり、花粉症以外の項目も同時に検査できますので、上記の項目のアレルギーを疑っておられる方は検査を御考慮ください。 検査費用は3割負担の方で約四千円となります。

 来年以降を考えて舌下免疫療法、レーザー手術などの花粉症対策を行う場合は5月から10月までの間に治療を開始する必要があります。 平成14年から始まった舌下免疫療法は花粉症の原因となっているスギ花粉抗原を持続的に体に投与し、体を抗原に慣らすことによってアレルギー症状を発現しにくくするアレルゲン免疫療法です。 当院でも多くの患者様が舌下免疫療法を行っておられますが、治療を行ったほとんどの方から「治療前に比べると症状が軽くなり花粉症シーズンを楽に過ごせるようになった」との感想をいただいております。 一年365日、3年以上毎日薬を服用しなければならないという根気のいる治療法ではありますが、取り組んでみる価値は十分にあると思います。 舌下免疫療法にかかる費用は3割負担の方で月に約二千円です。舌下免疫療法より簡便に行える花粉症対策としてはレーザー手術が上げられます。 当院では開院以来200名を超えるアレルギー性鼻炎患者様に対しレーザー手術を行ってまいりました。 レーザー手術を受けられた患者様の約90%から手術前よりも楽に花粉症シーズンを過ごせるようになったとの感想をいただいております。 レーザー手術にかかる費用は3割負担の方で約一万円です。いずれの治療法も花粉飛散時期直前から飛散中は治療を開始することができませんのでこれらの治療をお考えの方は5月から10月までの間に治療を開始してください。