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院長通信

2016年10月

今年のインフルエンザ予防接種

 暑かった季節もようやく終わり過ごしやすい季節となってきました。特に年少のお子様をお持ちの方は朝晩の冷え込みでお子様が体調を崩さないように注意を払っていただきたいと思います。

 さて当院では2016年度のインフルエンザ予防接種を10月15日土曜日より開始いたします。インフルエンザに対する予防接種は100%の予防効果を期待できるわけではなく、予防接種を受けたにもかかわらずインフルエンザに罹られる方が毎年おられます。
しかしこの予防接種は統計学的には感染の可能性を減らし、また感染時の重症化を防げるとされております。特に高齢者、小児についてはインフルエンザ感染に引き続き重症の肺炎等致命的な合併症が出現することがありますので、予防接種を受けることをお勧めいたします。

 インフルエンザワクチンは予防効果が出るまでに接種後約2週間かかるとされており、予防効果は約5カ月持続すると言われております。 インフルエンザは例年12月から翌年3月にかけて流行しますので遅くとも12月中旬までには接種をすませるのが望ましいと思います。ある程度免疫力のある大人は一回の接種でも効果を期待できますが、65歳以上の高齢者、13歳未満の小児は二回接種が必要とされています。二回接種の場合は2週以上、出来れば3週以上の間隔を空けて接種するのが望ましいとされています。

 インフルエンザの予防接種は健康保険の適応外で全額自己負担となります。
接種当日に65歳以上の方につきましては西宮市に在住されている方、および尼崎市、芦屋市、伊丹市、川西市、宝塚市三田市、猪名川町、にお住まいで、役所で予防接種依頼書を取得された方は公費補助が受けられ、昨年同様千五百円の負担で1回目の接種を受けていただけます。
公費補助のない65歳以上の方および65歳未満の方の初回接種は昨年同様二千六百円をご負担いただきます。当院で初回接種を受けられた方の二回目接種は昨年同様年齢にかかわらず二千円のご負担となります。
予防接種についてご不明な点がございましたら診療時間内に当院へお問い合わせください。

 インフルエンザワクチン接種では百万人に数人程度の確率で後遺症を残す重篤な副作用が起こることが知られております。また接種直後に接種部位に発赤や腫脹が生じたり発熱をきたしたりすることも数パーセントの確率で起こります。予防接種を受けられる方はこれらの危険性を十分に理解したうえでワクチン接種を受けていただきたいと存じます。