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院長通信

2017年1月

新年を迎えて

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて正月に行われる行事の一つに「初詣」があります。元来大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神の社に籠る「年籠り」と言う習慣があり、これが変化して現在の「初詣」になったそうです。私はこの数十年奈良県五條市にあるお寺に大晦日の夜に出かけて新年を迎え、元日の午前0時からお勤めをするのを習慣にしております。 鐘の音が騒音だとの苦情で除夜の鐘が撞けなくなるような御時世ですが、長く続けられてきた習慣は守りたいものだと思います。 初詣に際しては前年の行いを反省し新年に対する決意表明を行うわけですが、今回は私が日々の診療、生活の中で根本理念としておりますある教えについて述べさせていただきたいと存じます。
宗教と医学とはかけ離れたテーマのように思われますが、元々医学は病気平癒を神仏に祈ることから始まったと考えられます。平安の昔から僧侶、神官、陰陽師等の人々が病人の治療に携わってきたのです。 私が信仰しております宗派の開祖の方も医者ではありませんが一般の医者以上にたくさんの病人を助けられました。千分の一でも万分の一でもその方のように人様のお役に立ちたいと日々願っている私ですが、浅学非才な身でなかなか思うように参りません。その開祖の方が残されたのが「五行のお諭し」という五つの教えです。

1.真心を常に忘れないこと。
1.慈悲愍(あわれ)みの心を養うこと。
1.善根功徳の行(ぎょう)を積むこと。
1.感謝の誠を捧(ささ)げること。
1.不平不満を想わないこと。

 私は毎晩就寝前に仏壇の前に座して開祖の方の意向に沿った一日であったかどうか振り返っておりますが、なかなか今日はよい一日を過ごせたという日はありません。 道は険しいですが少しでもこのお諭しにそった医療が行えるよう努力している次第です。

 インフルエンザワクチンが残り少なくなってまいりました。 1月中には接種を終了させていただく事になると思います。1月下旬に接種を希望される方は早めにご予約いただきますようお願いいたします。