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院長通信

2019年11月

受診の手引き

 秋も深まってまいりましたが今年は比較的気温が高いようでまだ風邪(インフルエンザも含む)の流行は認められておりません。 しかし当院でもポツリポツリとインフルエンザ罹患者が出ておりますので油断は禁物です。

 本年10月から受付終了時刻を30分早くさせていただきましたが、変更を御存知ない久しぶりに受診された一部の患者様を除いてほぼ全員の患者様が受付終了時刻までにまでに受診手続きを終えてくださっております。 皆様のご協力に心より御礼申し上げます。午後7時の時点であとどのくらい頑張れば診察を終えることができるという目途が立つことは職員一同のモチベーションを保つのに本当に役に立ちます(終わりの見えない仕事は大変苦しいものなのです)。

 先月中旬より患者様の数が徐々に増加し、平日午後や土曜日では診察待ち時間が3時間を越えることもしばしばです。 診察のペースを変えることはできませんので、結果的に待ち時間が長くなってしまい皆様にご不便をお掛けしていることを申し訳なく思っております。

 現在最も待ち時間を少なくできる方法は平日の午前中に設けております事前予約枠を利用していただく事です。受診時に次回の予約を取ることもできますし、診察時間内であれば電話で予約を取ることも可能です。 初めて受診される方でも電話予約は可能です。

 また現在比較的待ち時間が少ないのは月曜日、火曜日、金曜日の午前11時以後で、火曜日は最も待ち時間が少なくなっております。
多くの患者様が診察をお待ちになっている場合、一人の患者様に時間をかけて詳細に病状を説明するのはかなり困難です。 時間に余裕のある火曜日の午前診なら一人一人の患者様にじっくり時間をかけて対応することが可能です。 病状その他について詳しくお尋ねになりたい場合は火曜日の午前中に受診していただければと存じます。

 これからの季節に耳鼻咽喉科を受診される患者様の多くは鼻水やのどの痛みを主症状とする上気道の急性炎症にかかっておられます。 上気道炎を引き起こす主な原因はウイルスと細菌ですが、どちらによって引き起こされた上気道炎かによって治療方法が異なります。 ウイルスが原因の急性上気道炎の治療にはいわゆる風邪薬が有効で、抗菌剤には効果を期待できません。 一方、細菌が原因の急性上気道炎の治療には抗菌剤が必須となります。 当院では上気道の急性炎症が疑われる患者様には積極的に血液検査を行い、白血球数、白血球分画、炎症反応値などからウイルス感染か細菌感染かを即時に鑑別しより適切な治療が行えるよう努力しております。 そして先月新しい血液検査機器を導入し、より素早くまた正確な検査が行えるようになりました。 この検査機器では乳幼児の指先から得られたわずかな血液でも結果を得ることが可能です。
 「かかったかな?」と思われた際には早急に血液検査を受けられることをお勧めいたします。 早期発見、早期治療が感染症を長引かせないためには大切です。