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院長通信

2021年10月

2021年のインフルエンザ予防接種

 当院では10月1日(金)よりインフルエンザ予防接種を開始いたします。 昨年はコロナウイルス感染症との合併を心配された方が多かったためか史上最高の接種患者数を記録いたしました。 その影響か、徹底した感染予防対策のせいか昨シーズンのインフルエンザ罹患者数は近年になく低いレベルで、西宮市でも1件の学級閉鎖も報告されませんでした。

 今年のインフルエンザワクチン情報ですが、製造上のトラブルによりワクチン供給量が昨年の7割程度になると報告されております。 今年も例年通り予約制は採用せず希望された時に接種させていただきますが、ワクチンの供給状況によってはご希望に添えない場合もございますのでご承知おきください。 受付でインフルエンザ予防接種を希望すると申し出ていただければ体調に異常がない限り当日に接種を行います。 ネット予約時に予防接種希望欄にチェックを入れていただければより短い待ち時間で接種を受けていただくことが可能です。 予防接種を希望される方には事前に問診表をお渡しいたしますので受付にお申し出ください。 ご自宅で記入いただいた問診表を持参いただければ待合室での滞在時間を少しでも減らすことができると存じます。

 インフルエンザに対する予防接種は100%の感染防止効果を期待できるわけではありませんが、インフルエンザ感染時に症状の重症化を防ぐ効果も期待できますので予防接種を受けておかれることをお勧めします。 インフルエンザワクチンは予防効果が出るまでに接種後約2週間かかるとされており、予防効果の持続期間は約5カ月とされています。 13歳未満の小児は二回の接種が必要とされていますので、一回目を10月中に接種していただきたいと存じます。 二回目の接種を受ける場合は一回目から3週以上間隔を空けて接種するのが望ましいとされています。
 また新型コロナウイルスワクチン接種とは13日以上の間隔をあける必要がありますのでご留意ください。
 インフルエンザワクチン接種では百万人に数人程度の確率で後遺症を残す重篤な副作用が起こることが知られており、接種直後に接種部位に発赤や腫脹が生じたり発熱をきたしたりすることも数パーセントの確率で起こります。 予防接種を受けられる方はこれらの危険性を十分に理解したうえでワクチン接種を受けていただく事を希望します。

 インフルエンザの予防接種は健康保険の適応外で全額自己負担となります。 接種当日に65歳以上の方につきましては西宮市に在住されている方、および尼崎市、芦屋市、伊丹市、川西市、宝塚市、三田市、猪名川町にお住まいで居住地の役所で予防接種実施依頼書を取得された方は公費補助が受けられ、千五百円の負担で1回目の接種を受けていただけます。 公費補助のない65歳以上の方および65歳未満の方の初回接種は三千円をご負担いただきます。 当院で初回接種を受けられた方の二回目接種は年齢にかかわらず二千五百円のご負担となります。

 当院では本年5月19日から新型コロナウイルスワクチン接種を行ってまいりました。 しかし西宮市からのワクチン供給が不安定となりましたので、トピックス欄でお知らせしましたように10月12日をもちまして新規接種を終了することといたします。 ただし、当院で初回接種を受けられた方の2回目接種は10月12日以降も予定通り行います。 新たに接種を希望される方は西宮市等が設置しております大規模会場で接種を受けてください。 3回目の接種(ブースター接種)につきましては詳細が決定いたしましたら改めてご案内申し上げます。