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院長通信

2023年3月

マスク着用について

 猛威をふるっておりました新型コロナウイルス(COVID-19)感染症もようやく下火になりつつあるようです。 しかし気を抜くと再燃するのがウイルス感染症の特徴で、今後第九波が襲来する可能性も否定できません。

 3月13日からマスク着用を個人の判断に委ねるとの方針が国から発表されましたが、当院では院内でのマスク着用を継続いたします。 これは発熱、咽頭痛、咳などで受診される患者様にお願いしておりますコロナウイルス抗原検査施行と同様、院内感染のリスクを少しでも小さくしたいからです。

 院内でマスクを着用していただけない患者様につきましては、発熱、咽頭痛、咳などで受診を希望されながらコロナウイルス抗原検査施行に同意していただけない患者様と同様に診察をお断りいたしますのでご了承ください。

 2月中旬から花粉症の症状を訴えられる患者様が多数受診されております。 昨年は花粉の飛散量が比較的少なかったのですが、今年はかなり多く飛散するようです。 本格的に症状が出現してしまいますと制御するのが困難になります。早めの処置で症状を少しでも軽くするようにしてください。

 今すぐの対策とはなりませんが、花粉症でお悩みの方は、舌下免疫療法かレーザー手術を考慮されてはいかがかと思います。 舌下免疫療法はスギ花粉エキスを口腔内に入れることを繰り返し、スギ花粉に対する抵抗力をつけようという治療法です。 数年にわたって毎日薬を服用し続ける必要があるという根気のいる治療法ではありますが、当院で舌下免疫療法を行っておられる約30名の患者様のほぼ全員がその効果に満足されております。 舌下免疫療法より簡単な治療法でかなりの効果を期待できる治療法にレーザー手術があります。 当院でスギ花粉症に対してレーザー手術を受けられた約150名の患者様の約7割が花粉症の症状が軽くなったと感じておられます。 いずれの治療法も7歳以上であれば小児に対してでも行うことができます。 なおスギ花粉症に対する舌下免疫療法もレーザー手術も花粉飛散前2ヶ月から花粉飛散時期にかけては開始することができません。 舌下免疫療法、レーザー手術を行ってみようと考えておられる方は5月以降ご相談ください。